【やさしい囲碁入門】第13回 9路盤のコツ(4)

目次

みなさん、こんにちは。

囲碁のプロ棋士、王唯任です。

今回も9路盤の打ち方のコツについてご紹介します。


戸締りを忘れずに

【図1】をご覧ください。

前回の模範対局の続きです。

黒は17と打って白が黒地に入ってこないように止めます。

白はアタリになった△の石を守るため、白18と打って戸締りします。


※「戸締り」とは、外から入られないように守ることを意味します。

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【図2】のように、黒17のように打つと、白18とナナメを狙われるのが心配になるかもしれません。

しかし、黒19と打てば白△の石を取ることができるので、黒が分断される心配はありません。

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【図1】の続きが【図3】です。

白が△と守ったので、黒も19と打ってナナメのキズを守って戸締りをします。

次に白は20と打ち、壁を作って陣地を囲みます。

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【図4】のように、黒19で危ないナナメを守らないでほかのところに打つと、白20と切られて、黒△がアタリになります。

そして――。

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【図5】のように、黒21と逃げても、白26までアタリで追いかけられて、黒4子が取られてしまいます。

石が取られただけでなく、黒地だったはずの場所に白が侵入するのを許してしまいました。

こうならないように戸締りは忘れないようにしましょう。

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【図3】の続きが【図6】です。

黒は21と打って白の陣地への侵入を試みます。

それに対して白は22と打って、黒石をアタリにして侵入を止めます。

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続いて【図7】のように、黒は23と打ってアタリの石を守ります。

白も24と打って危ないナナメのキズを守り、お互いにしっかり戸締りをします。

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続いて【図8】のように、黒は25と白地に侵入しようとします。

それに対して、白は26と打って、黒が陣地に入ってこないように壁を作って止めます。

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【図9】のように白26と打ってしまうと、黒27と打たれて白地の中に入られてしまいます。

白28と止めることはできますが、【図8】と比べると白地が減って損をしてしまいました。

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戸締りをしたり、壁をつくったりして、相手がつけいる隙を作らないように気をつけましょう。

それでは練習問題です。


練習問題1

黒番

白△と打ってきたところです。黒はA・Bのどちらに打つのがいいでしょうか。

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練習問題1の答え

正解A

下図のように、黒1(A)と打つのが正解です。

白に分断されないように守ります。

白2と打たれても、黒3で黒石は連絡できています。

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失敗B

下図のように黒1(B)と打つのは失敗です。

白2と打たれると、黒3と打っても、△の2箇所にナナメのキズができてしまい、黒石が弱くなります。

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練習問題2

黒番

白△と打ってきたところです。黒はA・Bのどちらに打つのがいいでしょうか。

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練習問題2の答え

正解A

下図のように、黒1(A)と打つのが正解です。

白△は黒□の2子を分断しようとしているので、その2子を連絡させて白の狙いをかわしましょう。

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失敗B

下図のように黒1(B)と打つのは失敗です。

白2と黒の間に入ってきます。

黒3と止めてもナナメのキズ(△)が2箇所も発生し、黒は危ない形になります。

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練習問題3

黒番

白△と打ってきたところです。黒はA・Bのどちらに打つのがいいでしょうか。

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練習問題3の答え

正解B

下図のように、黒1(B)と打つのが正解です。

白2と打たれても黒3と打てば、黒△と右側の黒石が連絡し、白地を減らすことができます。

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失敗A

下図のように黒1(A)と打つのは失敗です。

白2と切られ、白地の中で黒2子が孤立してしまいます。

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ぜひ実戦を重ねて、相手に入られないように守る感覚を自分のものにしてください。

次回は9路盤の終局までの打ち方をご紹介します。


【やさしい囲碁入門】第14回 9路盤のコツ(5)


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