詰碁王決定戦になくてはならないもの。それは新作の詰碁の問題、それも良質のものが10問程度必要です。
詰碁を作る能力は、棋力が高いだけではありません。才能も必要ですし、センスも大事だと言います。プロならだれでも(プロが解くレベルの)詰碁が作れるというわけでもないといいます。
また、出題の形や解答手順をみると、出題者がわかるほど個性が強くでるもののようです。
第1回の出題者は、河野臨九段のほか、世界ナンバーワン棋士の申眞諝九段(韓国)と金志錫九段(韓国)。贅沢な布陣です。
今回は詰碁作家としても著名な河野臨九段に出題者としてどんな苦労があったのか、お話を伺いました。
―――出題者として詰碁作成を頼まれたときはどんなお気持ちでしたか?
こういう詰め碁の大会っていうのは、今までにない試みだったので、非常に面白い大会だなと思っていました。出題者となって、結構ワクワクしていましたが、大変な任務だなという感じもありました。一生懸命作ろうと思いました。
―――難易度はどんな感じで作られましたか?
出場する選手は結構もうバリバリの棋士が出場するというふうに聞いていたので、かなり第一線を張るような棋士が平均でも半分ぐらいというぐらい、平均で50点とかで、優勝者が8割ぐらいとか、それぐらいになればいいなと思って作りました。
―――吉原由香里六段が試しに解いたら、ちょっと難しくて、レベルを少し落としてもらったと言っていたので、では落とした感じで、ちょうど良かったですよね。
8問プラス、予備で何問かっていうのを提出させていただいたんですけど、それで最初一力遼さんに解いていただいて、結果を受けてなのかどうかわからないのですけど、吉原由香里さんの方から、もうちょっと簡単にしたいっていうお話をいただいて、実行委員の林漢傑さんとどういうふうにしようかなって、相談して決めました。
―――では、ちょうど理想的な感じになったのですね。
ちょうどいいかどうかはどうだったですかね。でも、韓国の申眞諝さんの作った問題がめちゃくちゃ難しかったので。その2問を除けば、もしかしたら、本当に満点が取れる可能性もちょっとあるぐらいの難易度にはなったのかなって。70点が最高得点だったんですから。そこそこうまく難易度は調整できたんです。
―――今回、全部出題した詰め碁は書き下ろしたってことなんですか?
そうですね、以前に作ったものは、ほかの人が見ているから。作ってためていたものは、誰に出したかも覚えていないですから。
―――どんなどのぐらいの期間で作ったんですか?
全部で10問作ったんですけど、意外と早くできましたね。結構頑張ったら、1カ月もかかってなかもしれないですね。
―――詰碁の魅力とか、楽しさとか、どんなところにあるんですか?
そうですね、詰め碁はもうやればやるほど、あのハマっていくっていう要素があると思うので。多くの人が詰碁に興味を持っていただけるきっかけに、この大会になっていけば、すごくうれしいかなって思います。
―――どうもありがとうございます。
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