AI 指導碁でできること
AI 指導碁は、 AI(白)と 19 路盤で対局しながら、 AI チャットで質問したり、終局後に講評を聞いたりできる機能です。あなたは黒を持ちます。主に次のことができます。
- 置き石・ルール(日本・中国)・コミを選んで、 AI と対局する
- 対局中に、形勢やヒント、「ここに打ちたいけど、どう?」などをチャットで質問する
- 対局中に、待った(「ここから打ち直す」)で、好きな局面から打ち直す
- 大きく損をする手を打ったときに、 AI からの打ち直しの提案を受け、対応の一例と説明を聞く
- 終局後に、講評と形勢グラフを見て、感想戦で質問したり変化図を作ったりする
- 対局と講評を、棋譜検討の形の記事(下書き)にまとめる
AI 指導碁はログインしたユーザーが利用できます。白の手は KataGo が、あなたの棋力を推し量りながら決めます。ときどき、あなたがどう応じるかを見る手を打ちます。その手のねらいは、終局後の講評や感想戦でお話しします。
対局を始める
画面右上の「編集」(ペンのアイコン)のメニューの「AI 指導碁」を押すと、対局の準備の画面が開きます。

記事管理の新規作成のボタンのメニューからも開けます。

準備の画面で置き石などを選んで「対局を始める」を押すと、「AI 指導碁(2026 年 11 月 1 日)」のようなタイトルの下書きの記事ができ、対局が始まります。始まりに、 AI がチャットであいさつします。対局の棋譜は記事の本文とは別に保存され、終局後に「記事にまとめる」を押すと、記事に総譜として写されます。
- 対局の画面では、 PC は左に碁盤、右に AI チャットのパネルが開きます。スマートフォンでは、見出しの右の切り替え(チャット・碁盤)で、碁盤とチャットを切り替えます。
- 終わっていない対局があるときは、新しく始めずにその続きを開きます(同時に進められる対局は 1 局です)。
置き石・ルール・コミを選ぶ
対局を始める前に、ルール・置き石・コミを選びます。

- ルール: 日本ルールか中国ルールを選びます。
- 置き石: 「なし」か「2 子局」〜「9 子局」を選ぶと、決まった位置に黒石を置きます。盤を押して、好きな位置に置いたり外したりもできます(自由置き碁)。
- コミ: 既定は 0.5 目(盤面持碁は白勝ち)です。 0.5 目刻みで −150〜150 目まで指定できます。逆コミ(黒がもらうコミ)はマイナスの値を入力します。
置き石の目安は、置き石の横のインフォマークで確かめられます。
| 棋力 | 置き石の目安 |
|---|---|
| プロ・県代表 | 先番(置き石なし)、 2 子 |
| 高段者 | 3、 4 子 |
| 有段者 | 5、 6 子 |
| 級位者 | 7〜9 子 |
| 初級者 | 9 子 |
| 入門者 | 9 子 + 自由置き碁 |
選び終えたら「対局を始める」を押します。置き石があれば白(AI)から、なければ黒(あなた)から打ちます。始めずにやめるときは「やめる」を押します(記事は作られません)。
置き石が少なく強い相手向けの対局で、解析サーバーが CPU のときは、始める前に「解析サーバーの確認」のダイアログが出ます。 GPU にすると、精度の高いモデルでより強く打ちます。 CPU は 1 日に利用できる時間が GPU より長くなっています。

AI は、 AI チャットの設定の「応答表現」(入門者〜県代表・プロ)を、あなたの棋力の初めの見込みにします。そこから対局中の着手で推し量って変えていきます(「設定」を参照)。
対局する
着手とパス
あなたの番になったら、碁盤を押して打ちます。打つと AI が考え、白の手を打ちます。白の手には数秒〜数十秒かかります。考えている間は、碁盤の下の手番の表示の横に印が回ります。
- 「パス」を押すとパスします。パスが 2 回続くと終局です。
- パスすると、碁盤を横切る帯に「あなた(黒)がパスしました」「AI(白)がパスしました」と出ます。表示設定の「石音」が鳴らすのときは、パスの音も鳴ります。
- 終盤、ダメ詰めの段階に入ると、白からパスすることがあります。白は、パスする前に必要な手入れやダメを打ちます。
- AI が白の手を打てなかったときは「AI に打ってもらう」が出ます。押すともう一度考えます。
- 表示設定の「読み上げ」を「あり」にしていると、着手を読み上げます(「設定」を参照)。
- 対局中は、画面の左下に解析の残り時間(「解析の残り時間(CPU): 57′42″」など)が出ます。

チャットで質問する
対局中は、右のチャットで、この対局について何でも質問できます。

- 形勢、ヒント、「ここに打ちたいけど、どう?」、黒の手の評価、死活、ヨセ、ルールなどに、短く答えます。ヒントは聞いた分だけ答えます。
- 返答で石や点を示すときは、碁盤に記号(× 危ない石、△ 急所、○ 守る点、□ 地・模様、 1・2・3 手順)を重ねて描きます。返答の中の記号のタグを押すと、その記号の局面へ移って強調します。局面が変わると記号は消えます。
- 座標や着手は、 AI チャットと同じく碁盤の右クリックのメニュー(スマートフォンでは長押し)の「この手をチャットで参照する」などで入れられます。「黒 31 から黒 37 まで」のように 2 つの手を入れると、その読み筋(手順)を評価します。
- 白(AI)の手のねらいや良し悪しは、対局中には答えません。終局後の感想戦で聞いてください。
つぶやき
AI 設定の「指導碁」の「つぶやき」を「少し」か「たくさん」にすると、対局中に AI が黒の手へときどきひとこと反応します(いつもより良い手を打ったときにほめる、困ったふりをする、など)。返事は要りません。白は待たずに打ち続けます。

- 既定は「なし」です。「少し」は 50 手に 1 回、「たくさん」は 20 手に 1 回ほどです(黒白の手を合わせた数)。
- チャットのパネルを開いているときだけ出ます。大悪手の後や、提案に答える前には出ません。
- つぶやきは会話に残り、開き直しても同じ位置に出ます。
待った(ここから打ち直す)
打ち直したい手の石か、ツリーの着手のノードを右クリック(スマートフォンでは長押し)し、「ここから打ち直す」を押します。黒の手を選ぶとその黒の手から、白の手を選ぶと次の黒の手から打ち直せます。

打ち直す前の手順は、ツリーに変化図として残ります。変化図の局面(打ち直す前の手順や、 AI が見せた対応の例)からも「ここから打ち直す」で続けられ、そこまでの手順が本線になります。過去の局面を表示しているだけでは打てません(並べて見返すことはできます)。終局の後は打ち直せません(「感想戦」を参照)。
打ち掛けと再開
「打ち掛け」を押すと、対局を終えずに記事管理へ戻ります。画面を離れたときも、対局はそこまで保存されます。
続けるときは、記事管理で「AI 指導碁」の印の付いた記事のメニューの「対局を開く」を押すか、もう一度「AI 指導碁」から始めます(終わっていない対局の続きが開きます)。

対局が終わるまでは、その記事の編集画面は開けません(記事管理の編集のボタンは押せません)。終局後は、対局の画面の「記事を編集」のボタンで編集画面を開けます。編集画面の対局のボタンで対局の画面へ戻れます。本文は、「記事にまとめる」を押すまで空です。
投了
「投了」を押し、確認のダイアログで OK を押すと、黒の投了で終局します。 AI も、置き石の差を詰められない見込みになると投了することがあります。
AI からの提案
対局中、 AI がチャットで提案することがあります。提案の選択肢を押して答えます。チャットを閉じていても、提案が来ると開きます。
AI が話しかけているとき
打ち直しや打ち切りの提案があるときは、白は手を打たずに、あなたの答えを待ちます。答えるまで黒も打てません。
- 碁盤の下の手番の表示が「AI がチャットで話しかけています」になり、提案の吹き出しが枠で目立ちます。
- AI 設定の「チャット」の「通知音」が鳴らすのときは、知らせの音(短いチャイム)が鳴ります。
- スマートフォンで碁盤を表示しているときは、見出しの「チャット」に赤い点が付き、「チャットで答える」が出ます。

提案の文は、 AI チャットの設定の「話し方」に合わせて変わります。
打ち直しの提案
大きく損をする手(大悪手)を打つと、 AI はすぐには知らせず、数手打って咎めます。石が取られる・アタリになるなど、黒が明らかに悪くなったことを盤上で示してから、打ち直しを提案します。取られた石・危ない石は、碁盤に × の記号で示します(白の地に変わったところは □)。提案の中の「黒の 6 子」のような語を押すと、その石を碁盤で光らせます。

- 「打ち直す」: 大悪手を打つ前の局面に戻り、対応の一例を盤に順に並べて見せます。例はツリーの変化図に残り、戻った局面から打ち直せます。
- 「このまま続ける」: 待っていた白の手を打って、対局を続けます。
例が困った石から離れた所から始まるときは、「その石は戻ってもほとんど助からない形なので…」のように、その理由も添えます。
大悪手かどうかのしきい値は、 AI が見込むあなたの棋力で変わります(強い人ほど小さな損でも提案します)。
対応の例の説明
例を並べ終えると、「この例の狙いを説明しましょうか?」と尋ねます。

- 「説明を聞く」: 何がまずかったか、例の最初の手の狙い、要の手の意味、例の後の形勢と打ち直すときに意識することを、 AI が説明します。
- 「さらに先まで見る」: 例の続きを並べて見せます(40 手まで)。並べ終えたら、もう一度尋ねます。
- 「自分で考える」: 説明を聞かずに、打ち直しを始めます。答えずに打ち始めても同じです。

説明を聞くと、 AI チャットの利用量を使います。
打ち切りの提案
形勢が大きく開いたまま続くと、 AI が打ち切りを提案します。黒が大きく負けている場面では「形勢が大きく開きました。今回はここまでとしましょうか?」、白の負けが決まった場面では「お見事です。白からの逆転は難しそうです。今回はここまでとしましょうか?」のように尋ねます。文は話し方に合わせて AI が書くので、言い回しは変わります。

- 「ここまでにする」: その時点で対局を終えます。勝ち負けは付けず、どちらが良かったかをお伝えします(「打ち切りました(白が良かった)。」)。総譜のキャプションは「総譜(打ち切り)」になります。
- 「続ける」: 待っていた白の手を打って続けます。しばらく(30 手)は同じ提案をしません。
パスしたときの確認
黒がパスすると、 AI はまだ打つ手が残っていないかを確かめます。
- 打つ価値のある手が残っていれば、場所は言わずに「探して打つ」か「このままパスする」かを尋ねます。
- ダメだけが残っていれば、ダメの場所を示して、詰めてから終局するよう提案します。
「探して打つ」「ダメを詰める」を押すと、パスを取り消して続けられます。残っている手の場所は、チャットで聞けば答えます。
終局と講評
パスが 2 回続くか、投了・打ち切りで終局します。チャットで「対局お疲れさまでした。黒の 5 目半勝ちでした。講評を聞きますか?」のようにお知らせします(投了は「白の中押し勝ちでした。」、打ち切りは「ここまでは白が良かったです。」)。最後まで打った対局は、ルールで数えた結果です。

講評を聞く
「講評を聞く」を押すと、 AI が対局を振り返って講評します。「あとで」を選んでも、対局の画面の「講評を聞く」からいつでも聞けます。
講評では、次のことを 600〜1000 字ほどでお伝えします。
- 結果と、対局全体の流れ
- 全局の振り返り(序盤・中盤・終盤など、段階ごとの流れ・良かったところ・課題)
- ポイントごとの打ちまわし(良かった手、黒の応じ方、大悪手と打ち直しの評価など)。より良い手は、実戦の続きと比べて、盤の姿がどう変わるかでお伝えします
- 対局中にチャットで質問したことと、その後の打ちまわしとのつながり
- 次の対局で意識するとよいこと
講評も、 AI チャットの設定の「話し方」と「応答表現」に合わせて書きます。
形勢グラフ
講評の返答の下には、形勢グラフが付きます。

- 「目差」と「勝率」のタブで切り替えます(黒から見た値)。
- 実線は本線、破線は変化図(打ち直す前の手順や AI の例)です。
- 橙の点は、碁盤に表示している局面です。グラフを押す・横になぞると、その局面を碁盤に表示します。グラフの上でホイールを回すと、手を進める・戻すことができます。点に重ねると(スマートフォンではタップすると)、手数・値・読みの量を表示します。
- グラフの下の帯は、局面ごとの読みの量です。
- スマートフォンでは、碁盤の表示の碁盤の下にも同じグラフが出ます。
感想戦
終局後のチャットは感想戦になり、どの局面についても質問できます。対局中には答えなかった白の手のねらいも話します。講評には棋力を書きませんが、「私の棋力はどれくらい?」と聞くと、対局から見込んだ棋力を、序盤・中盤・終盤の違いも含めて答えます。

感想戦の間は、碁盤の下の表示が青の「感想戦(終局図)」などに変わります。盤に黒白を問わず石を置いて変化図を作れ、チャットが提案する変化図も足せます。終局図より先には置けないので、変化図は前の局面から作ります。足した手は、右クリック(スマートフォンでは長押し)の「この手を削除」で消せます。本線の手は消せません。
記事にまとめる
対局の画面の「記事にまとめる」を押して確認に答えると、対局・チャットのやり取り・講評を、棋譜検討の形で下書きの記事にまとめ、記事の編集画面を開きます。講評が届いたときにも、チャットで「記事にまとめますか?」と尋ねます。

まとめた記事は次の形になります。
- 冒頭: 対局の条件(置き石・ルール・コミ)と結果(話し方に合わせた文)
- 総譜(対局の碁盤): キャプションは「総譜(白の中押し勝ち)」のように結果を添えます。着手ツリーの下に形勢グラフが出ます。

- ポイントごと(6 か所まで): 見出し「ポイント n(黒 N)」、講評の解説、その局面でのやり取り(対局中の質問・感想戦の質問)、部分譜(実戦と AI の読み筋)

- 最後: 見出し「講評」と講評のまとめ(全局の振り返りを含む)
- タグ: 「棋譜検討」と「AI 指導碁」が付きます(付けたタグは残ります)。

記事は下書きのままです。本文や碁盤はふつうの記事と同じように編集でき、公開するかはあなたが決めます。記事にまとめられるのは 1 回だけです。まとめると対局の棋譜は変更できなくなり(碁盤の下の表示は「記事にまとめた対局」になります)、対局の画面では局面を見て回ることとチャットの質問だけができます。以降の検討は記事の総譜で行います。総譜は対局の棋譜の複製なので、記事を編集しても対局の画面は変わりません。
- 対局の記事をグループの記事に切り替えると、対局は続けられなくなります。
- 記事にまとめても、手ごとの AI の評価などの対局の記録は公開されません。
設定
AI 指導碁は、画面右上の AI 設定メニュー(ロボットのアイコン)の「解析サーバー」「チャット」「指導碁」の設定に従います。メニューの先頭の「解析サーバー」は、 AI(白)の着手・終局の判定・形勢の解析と、対局中・感想戦のチャットに使うサーバーの種類(CPU・GPU)です。 AI 解析・ AI チャットと共通の設定で、下に CPU・GPU それぞれの残り時間が出ます。

「指導碁」
- つぶやき: 対局中に AI が黒の手へひとこと反応する量(なし・少し・たくさん)です(「つぶやき」を参照)。
「チャット」
- 話し方: チャット・講評の口調です。 AI から話しかける提案の文や、記事にまとめたときの冒頭の文も、話し方に合わせます。
- 思考レベル: 「じっくり」は KataGo で読みを確かめながら答えるため、時間と利用量が多くかかります。
- 検討モード: AI 指導碁では対局の状態で決まり(終局までは「対局中」、終局後は「感想戦」)、この選択は使いません。
- 応答表現: 説明の表現を対象者向けに調整します。 AI 指導碁では、 AI が見込むあなたの棋力の初めの値にも使います(説明の表現は設定のままです)。
- 応答座標: 返答に出す座標の書き方です。
- 通知音: AI が話しかけたときの知らせの音と、つぶやき・あいさつの音、返答が届いたときの音です。
着手の読み上げは、表示設定メニュー(目のアイコン)の「再生」の「読み上げ」を「あり」にします。対局の初めの「よろしくお願いいたします」と、黒・白の着手を読み上げます。チャットの文は読み上げません。同じ「再生」の「石音」を鳴らす(スピーカーのアイコン)にすると、着手とパスの音が鳴ります。

利用量の目安
AI 指導碁は、 AI チャットと AI 解析の利用量を使います。以下は 2026 年 11 月時点の目安です。
- 白の着手・終局の目算・形勢の解析: 解析時間を使います(解析サーバーごと)。 CPU では、 1 日に 2 局ほど打てます。
- チャットの質問・講評・例の説明・つぶやき・あいさつ: AI チャットの 1 日の利用量を使います。対局中にチャットで十数回質問し、講評を聞く使い方で、 1 局あたり 1 日の上限のおよそ 3 分の 1 です。
- 利用量は日本時間の 0:00 にリセットされます。上限の詳細は「AI チャットを利用する」の「利用量と上限」をご覧ください。
利用量を使い切ると、 AI が打てなくなったり、チャットで質問できなくなったりします。対局はそこまで保存されているので、利用量がリセットされた翌日以降に、記事管理の「対局を開く」から続きを打てます。
サービス全体の利用量にも上限があるため、ご自身の利用量が残っていても打ち掛けになることがあります。その場合は、翌日以降に記事管理の「対局を開く」から再開してください。
苦手なこと・注意点
- AI の強さ: 白は、置き石の差を詰めていく打ち方をします。置き石の目安から始めて、勝ち負けに合わせて調整してください。
- 大悪手の判定: 判定は限られた探索量の KataGo によるものです。小さな損は提案しないことがあり、逆に読みのぶれで提案することもあります。
- 盤の大きさ: 19 路盤だけです。
- AI の誤り: 返答・講評の文章は AI が書くため、誤りが混じることがあります。碁盤で確かめながら使ってください。
- 時間: 白の手は数秒〜数十秒、返答と講評は数十秒〜数分かかることがあります。
- 個人情報や機密情報は入力しないでください。
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