こんにちは。佐々木柊真です。
今回は珍しく碁盤が一切出てこない文字だけの記事を書いていきたいと思います。
YouTubeではやりづらい、自分の文章を読んでもらうということができるのはこの媒体の良さですね。
今回のテーマは「囲碁が強くなる人の特徴3選」です。必死に囲碁の勉強をしているのに強くならない人がいる一方、数ヶ月のうちにポンポンと昇級昇段していく人もいます。この違いはいったい何なのでしょうか。もちろん、才能の差はあります。これは事実です。ただ、強くなる人の特徴を知った上でそれを真似ることで自分が可能な最速で成長をすることができると考えています。強くなる人の特徴はいろいろありますが、今回は特に大事で真似しやすいものを3つ紹介していきますのでぜひ最後まで読んでいってください。
【特徴その1】素直
詰碁を解く、10時間勉強する、などが出てくるのかと身構えていた方はびっくりされたかもしれません。ただ、特に大人になって囲碁を始めた方が初段くらいを目指すとなったときに一番大切な条件はこの素直だと本気で思っています。囲碁では、勝ちたいなら打ってはいけない形、打ってはいけない手が存在します。ただ厄介なことに、この打ってはいけない手が級位者の方にとっては気持ちの良い手なのです。これによって、この形は打ってはいけませんよと教わったとしても「いや気分が良いから…」「ここに地がつくから…」「この石が取れそうだから…」などなど理由を付けてその悪い形を打ってしまうということが起きます。気付かず打ってしまうならまだ良いというか、それは仕方のないことなのですが、わかっているのに言い訳をしながら打ってしまうとなるとこれは話が違います。
「この形は悪いのか!じゃあ何があっても絶対に打たないように気を付けよう!」この素直さこそが、大人になってから囲碁を始めた方が最短で強くなるためのコツであると私は本気で思っています。
【特徴その2】対局が好き/負けに耐性がある
ふたつめの特徴はたくさん打っていることです。たくさん打てるというのも能力の一つで、対局が好きまたは負けに耐性がある、どちらかの資質がないとなかなかたくさん打つことができません。もちろん囲碁に割ける時間は人それぞれでしょうが、その割ける時間をほぼ全て対局に使っている、といった人はかなり早く上達していく傾向にあります。囲碁が強くなるには詰碁だ!棋譜並べだ!いや手筋だ!などなど色んな派閥がありますが、これはすべて対局数は一定確保できていることを前提とした議論なのではないかと思っています。どれだけ泳ぎ方を陸上で学んでも泳げるようにはならないように、囲碁もどれだけ知識を付けても対局をしないと対局で勝てるようにはなりません。ただこう言ったときに多くの方のブレーキとなってしまうのが負けが嫌で打てないことなのです。たしかに負けるのは辛いです。悔しいです。これまでの努力が全て無駄になったような気持ちになります。しかし、負けるリスクを背負わねば勝つことはできません。そして、皆さんが負けた碁は皆さん専用の最高の教材です。負けた碁には皆さんの弱点、強くなるために必要なことが全て詰まっています。「1局負けたら1つ強くなる」この気持ちでとにかく囲碁に使える時間の多くを対局に使ってみてください。
【特徴その3】考えている
やっと最後に盤面の話が出て来ます。とはいえ至極当たり前の話です。ちゃんと考えている人はすぐに強くなっていきます。逆に言うと、多くの囲碁プレイヤーは考えられるはずなのに考えずに打っているということです。みなさんは囲碁を打つときほんとうに考えていると胸を張って言えるでしょうか。1手1手、その瞬間の最善手を考えようとしているでしょうか。自分にはヨメないと諦めて、結果どうなるかわからないのにそのコースを選んだりしていないでしょうか。相手の打った手についていくばかりで、手抜きを考えていないといったことがほんとうにないでしょうか。私は小学生のとき(と言っても少年少女全国大会入賞後だったので、一般的には強い方でした。ネット碁7段くらい)自分より強い先生にこう言われました。
「ヨメないのは仕方ないが、ヨマないのは罪」
つまりネット碁7段程度の実力があった私ですら、ちゃんと考えて打てていなかったということなのです。この指摘を受けてから私はちゃんと考えるために以下を実践するようにしていました。合いそうなものがあれば、ぜひ真似をしてみてください。
- 手抜きから考える
- 4隅の星を見回して着手を決める
- 必ず全着手に対して「他の手は?」と自分に問う
- 自分の読み筋を信頼しない。間違っている前提で確認する
- 打っている自分とは別の、空から対局を見ている自分の目をイメージする
どれかひとつでもできれば、しっかり考えている側に入ることができるはずです。もし迷ったら、まずは『必ず全着手に対して「他の手は?」と自分に問う』の1つだけでも、次の対局で試してみてください。
いかがだったでしょうか。どれも当たり前すぎて、意外と言われないことかもしれません。ご自身に合いそうな項目があれば真似をして、強くなる人の特徴を手に入れましょう。技術の勉強で行き詰まったときは、ぜひこの3つのマインドセットを思い出してみてください。みなさんが最速で成長し、囲碁をもっと楽しめるようになる応援を、これからも動画や文章で続けていきます。ありがとうございました。
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