【やさしい囲碁入門】第8回 対局の終え方(1)

目次

みなさん、こんにちは。

囲碁のプロ棋士、王唯任です。

今回と次回は、対局を終える方法についてお話しします。


終局の仕方

囲碁は、お互いに隙間なく陣地を囲うことができたら終わりになります。

囲碁では対局終了のことを終局といいます。


【図1】をご覧ください。

左側に黒の陣地、右側に白の陣地がありますが、黒と白の境界付近のAとBの場所が空いています。

このような隙間がまだあるときは、終局していません。

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そこで黒は、【図2】のように、黒1と打って上の隙間を埋めて、陣地を固めます。

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価値ゼロの場所「ダメ」

今見た【図2】の△の場所も黒と白の境界付近にあって、どちらの陣地ともいえない空間です。

したがって、対局を終えるためには、石を打って埋める必要があります。

ただし、△に打っても自分の陣地は増えませんし、相手の陣地が減ることもありません

このように、打っても1目の価値もない場所のことをダメといいます。


ちなみに、日本語の「駄目(だめ)」という語は、ここから来ています。

打っても得がない場所という意味から転じて、「用をなさないこと」「効果がないこと」を表す言葉になったそうです。


【図3】のように、白2とダメを埋めれば、お互いに隙間なく陣地ができます。

黒はもう打つところがないので「パス」を宣言し、白も打ちたいところが特にないので「パス」と言います。

黒と白が2人連続でパスすると終局です。

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囲碁は、途中でどちらかが降参(投了)する場合を除いて、最後に両者がパスして終わりになります。


ちなみに、囲碁ではルール上、1人何回でもパスをすることができます。

ただし、パスをすると相手の番になってしまうため、打ちたいところが全くないとき(どこに打っても得しないとき)以外はパスをしないほうがいいでしょう。


では練習問題を解いてみましょう。


練習問題1

黒番

黒が1回、白が1回打ってこの対局を終わりにしてください。


ヒント:ダメは最後に打ちましょう。

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練習問題1の答え

下図のように、まず黒1と壁を作って陣地を囲むのが好手。

白は2とダメを詰めて終局です。

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下図のように黒1と先にダメを詰めるのは失敗です。

白2と打たれ、正解の図よりも黒の陣地が減ってしまいます。

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練習問題2

黒番

黒が1回、白が1回打ってこの対局を終わりにしてください。


ヒント:ダメは最後に打ちましょう。

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練習問題2の答え

下図のように、まず黒1と壁を作って陣地を囲むのが好手。

白は2とダメを詰めて終局です。

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下図のように黒1と先にダメを詰めるのは失敗です。

白2と打たれ、黒3、白4となり、黒の陣地が減ってしまいます。

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次回は、もしパスをしないで打ち続けるとどうなるのかについてお話しします。


【やさしい囲碁入門】第9回 対局の終え方(2)


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