碁を変えるにはこうする【佐々木柊真の棋譜並べ部屋#4】

こんにちは。佐々木柊真です。

YouTubeにて配信した碁の棋譜、およびワンポイント解説を配信しています。

棋譜を並べたい、さらっとポイントを知りたいという方はご活用ください。

今回の動画はこちらです。



黒:佐々木

白:野狐AI 初段

碁盤を読み込み中...
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囲碁を変えるためには、とにかく「一つのことを徹底的に実践する」ことが重要です。人間はふたつやみっつのことを同時に変えられるほど器用ではありません。やりすぎなくらい一つのことを徹底することで、やっとそのことが変わるか変わらないかといった程度です。

というわけで、今回のテーマは『手抜き』です。手抜きができるだけで囲碁は一瞬で強くなりますので何を変えれば良いのか悩んでいる人はぜひ『手抜き』ができるようにしてみてください。

今日の棋譜は私が徹底的に手抜きをして得をしていきます。まずこの場面。白が右上をハッてきたときに素直に受けるならばAでしょう。しかし、ここは絶好の手抜きチャンス。例えば実戦のように黒1から白を圧迫していくのはどうでしょうか。実戦は白ブツカリから無理やり生きに来ましたが、白2子をサカレ形にして黒満足。白は右上を一つハッた上で全部取られたのが激痛。手抜きの効果①です。

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白が△に迫ってきた場面。特に級位者の方は、Aと受ける手などが浮かんでしまうのではないでしょうか。ただし、ここも一旦立ち止まって考えることができれば手抜きチャンス。右辺の白は2子を抜いており完全に生きています。生きている石の近くは小さい、のでしたね。右下隅の地もそこまで大きくない。ということで、右下隅は手抜いてみてはいかがでしょうか。実戦は黒1と下辺に構え、良い配置。白2と入ってきてくれたので、黒3から攻撃態勢です。

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続いてこの場面。白が△と生きを求めてきました。ここも素直に受けてしまうとAかと思います。ここは手抜きはできませんが、反撃してしまいましょう。黒1と上からオシてどうするか聞いてみます。実戦は白2、ここでもAが自然かもしれませんが…さらに手抜いて黒3。右下は、実は白からハわれてもオサエれば問題のない所。それならば、先に白の逃げ道を塞いでしまいましょう。これで、意外と白は下辺だけで眼ができない。軽い気持ちで突入したはずの白が、突然ピンチ。つまり、このくらいなんでもないところにチャンスは潜んでいるということなのです。

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勝負を決めたのがこの場面。手抜き4発で一気にKOし勝負を決めてしまいました。白が△と生きを求めてきた場面。素直な人はAと受けてしまうでしょう。しかし、囲碁は相手の手に対して反発できればできるだけ強い。実戦の黒1から全滅を狙いに行ってしまいましょう。白はもがいてきますが、素直に対応しておいて大丈夫。逃がさなければ眼ができないので全てとることができます。『手抜き』の破壊力について実感できましたでしょうか?

今回は以上です。


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